看護補助者の仕事ってどんな感じ?病棟介護福祉士の1日と役割を現場目線でお話しします

こんにちは、くらともです。

前回の記事で「介護福祉士は病院でも働ける」という話をしましたが、今日はもう一歩踏み込んで、病院で働く介護福祉士=「看護補助者」のリアルな1日をお見せしたいと思います。

「介護の仕事って施設のイメージしかない」という方に、病院ならではの働き方を知ってもらえたら嬉しいです。

目次

病院で働く介護福祉士=「看護補助者」

ひとくちに介護福祉士といっても、活躍する場面は本当にさまざまです。特養、デイサービス、グループホーム、障がい者施設、訪問介護…そして病院。

その中で、病院で働くときの呼び名が「看護補助者(看護助手)」。看護師さんの指示のもとで、患者さんの生活面をまるごと支えるお仕事です。

こんな人にこそおすすめしたい

病棟の看護補助者って、実はとても「働きやすさ」に向いた仕事だと思っています。

病院は入院患者さんがいるので24時間体制。看護師さんをはじめ、病棟スタッフは2交代や3交代で動いています。でも、未経験で入る看護補助者は、まずは日勤帯からスタートできることが多いんです。

交代制が前提の職場なので、勤務時間がきっちり決まっていて残業が発生しにくい。これって、お子さんが小さいお母さんや、体力的に長時間労働がきつい世代には本当にありがたい働き方なんです。

  • 子育て中で時間を読める働き方をしたい人
  • 未経験から介護の世界に入りたい人
  • 体力に自信はないけど、誰かの役に立つ仕事がしたい人
  • 将来的に介護福祉士の資格を取りたい人

こんな方には、ぜひ知ってほしい選択肢です。

看護補助者の1日(早番〜遅番の例)

言葉で説明するよりも、実際の1日の流れを見てもらうのが一番分かりやすいと思います。私の働いている病棟の、ある日のスケジュールを表にしてみました。

時間業務内容
7:00モーニングケア巡回・顔拭き・うがい等のケア、配膳の準備
8:00朝食配膳・食事見守り・食事介助・下膳
9:00清潔ケア陰部洗浄・身体清拭・着替え
10:00退院対応退院される方の着替えや荷物整理
環境整備ベッド周りの清掃・整頓
物品補充消耗品の補充
12:00昼食配膳・食事介助・下膳
13:00患者移送検査などの送迎
14:00排泄介助パッド交換・トイレ誘導
16:00翌日準備入退院予定の把握、申し送り
18:00夕食配膳・食事介助・下膳
19:00排泄介助パッド交換・トイレ誘導
20:00就寝準備体位交換

※深夜勤務は除いた、早番〜遅番の流れです。

この中で、「9時〜16時だけ」のような時短勤務もOKな病院が多いんですよ。お子さんの送り迎えに合わせて働けるので、子育て中のお母さんが多いのも病棟の看護補助者さんの特徴です。

無資格から介護福祉士へ。私が見てきたキャリアの道

働きやすい時間帯で病棟介護の経験を3年積めば、介護福祉士の受験資格が得られます。

病院では看護部主催の研修も多くあって、初任者研修や実務者研修を受講しながら知識・技術を身につけていけます。働きながら学べる環境って、本当にありがたいんです。

時間に融通がきく働き方で資格取得の準備をしながら、お子さんが大きくなったタイミングで正規職員になり、夜勤も含めた病棟介護福祉士としてキャリアアップしていく。子どもの成長に合わせて働き方を変えられるのが、この仕事の最大の魅力だと私は思っています。

病院で働くメリット・デメリット、本音で書きます

きれいごとだけじゃなく、メリットもデメリットも正直にお伝えします。

メリットデメリット
勤務時間がはっきりしているレクや行事はほぼない(物足りない人も)
業務がルーチン化されていて覚えやすい清掃や物品補充など雑務が多い
介護の知識・技術が体系的に身につく治療の場という独特の緊張感がある
キャリアアップの道筋が明確給料は決して高いとは言えない
正規職員になれば収入アップが見込める病院内での看護補助者の立場は控えめ

デメリットとして「病院での立場」を挙げたのには理由があります。これは次の章で詳しくお話ししますね。

看護師さんとの役割の違い

病院での看護補助者は、看護師さんの指示のもとで動く立場です。患者さんに自分の判断で「あーだこーだ」とアドバイスすることは絶対にありません。何事も、報告・連絡・相談が基本です。

看護師さんの仕事はとても多岐にわたっていて、本当に多忙です。その中で、医療行為を必要としない部分を看護補助者が引き受けることで、看護師さんは医療に集中できる。これがチーム医療の基本構造なんですね。

例えるなら、看護補助者は「看護師さんの右腕」的なサポート役。こう書くと「看護師が上で看護補助者が下」「見下されている」というネガティブな声も聞こえてきますが、私はそうは思いません。

役割が違うだけで、協力しあって仕事をする仲間です。患者さんを一緒に支えるチームの一員という意識でいられるかどうかが、長く続けられるかの分かれ目だと思います。

必要なスキルとその磨き方

役割は違えど、目指す方向は同じ。「患者さんに笑顔で退院してもらいたい」というゴールに向かう医療チームの一員です。

必要なスキルは大きく2つ。

  • 介護の知識・技術:研修や日々の経験で身についていく
  • 人間関係を円滑にするスキル:これは自分の内面と向き合うことも大事

特に2つ目の人間関係スキルって、技術書を読むだけでは身につかないんですよね。ものごとの捉え方やマインドセットを整えていく必要があります。

このブログでは、そういった技術の身につけ方や、長く安定して働き続けるための考え方を、これからも一緒に考えていきたいと思います。

おわりに

看護補助者って、地味で目立たない仕事です。でも、患者さんの入院生活を支える大事な役割で、誰かの「ありがとう」が直接届くあたたかい仕事でもあります。

「介護の仕事に興味はあるけど、いきなり施設はちょっと…」と思っている方の選択肢のひとつになれたら、書いた甲斐があります。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。
くらとも

この記事を書いた人

50代・看護助手(市公務員)就職氷河期世代を経て手取り20万円台でコツコツ投資を続けています。インデックス投資9年、高配当株投資2年目。給与が低くても工夫次第でできることを、リアルに発信中。

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