
こんにちは、くらともです。
「介護福祉士」と聞くと、特別養護老人ホームやデイサービスで働く姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
でも実は私、市立病院で看護補助者として8年間働いています。介護福祉士の働く場所は、思っているよりずっと幅広いんですよ。
今日は、これから介護の道を考えている方や、施設勤務から転職を考えている方に向けて、「病院で働くという選択肢」を、現場のリアルも交えてお話ししたいと思います。
そもそも介護福祉士ってどんな仕事?
介護福祉士は、介護分野で唯一の国家資格です。
食事・排泄・入浴といった身体介助、掃除や洗濯などの生活援助、ご家族の相談対応、そして看護師さんやリハビリの先生など他職種との連携。これらをまとめて担うのが介護福祉士の役割です。
「お世話する人」というイメージが強いかもしれませんが、本当は「その方らしい生活を支えるための専門職」なんです。
病院での介護福祉士は「看護補助者」と呼ばれます
病院で働く場合は、看護師さんの指示のもとで動く「看護補助者」という立場になります。私の一日のお仕事をざっくり紹介すると、こんな感じです。
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 食事介助 | 配膳・食べるお手伝い・服薬の見守り |
| 排泄介助 | 陰部洗浄・清拭・おむつ交換・着替え |
| 環境整備 | ベッド周りの清掃・シーツ交換・消耗品補充 |
| 入浴介助 | シャワー浴・機械浴のサポート |
| ナースコール対応 | 呼び出しに迅速対応 |
ひとことで言うと「患者さんが安心して入院生活を送れるように、生活面を丸ごと支える」お仕事です。
無資格スタートでもOK。私が歩んできた道

実は私自身、最初から介護福祉士だったわけではありません。
病院の看護補助者は、無資格・未経験でも始められる職場が多いんです。働きながらステップアップしていく道があります。
| ステップ | 内容 | 取得までの目安 |
|---|---|---|
| ① 看護助手 | 無資格・未経験でスタート | すぐ |
| ② 初任者研修 | 介護の基礎を学ぶ研修 | 約1〜4ヶ月 |
| ③ 実務者研修 | より実践的な研修 | 約6ヶ月 |
| ④ 介護福祉士 | 国家試験に合格 | 実務経験3年+試験 |
「いきなり資格を取るのはハードルが高い」と感じる方こそ、病院から入るルートは現実的だと思います。給料をいただきながら学べるのは、大人になってから資格を取りたい人には本当にありがたい仕組みです。
病院勤務 vs 施設勤務、ここが違う
施設で働いていた友人と話していて、よく出てくる比較ポイントを表にまとめてみました。
| 病院(看護補助者) | 施設(介護職員) | |
|---|---|---|
| 残業 | 少なめ | 業務量により増えやすい |
| イベント企画 | ほぼなし | 季節行事・レクが多い |
| 業務範囲 | 明確(看護師の指示) | 幅広い |
| 関わる職種 | 医師・看護師・リハビリなど多職種 | 介護職中心 |
| 利用者との関係 | 入退院で入れ替わる | 長期的に深く関わる |
50代になって体力的にもキツイ場面が増えてきた私には、この「割り切れる感じ」がちょうどよかったりします。
でも、やりがいはちゃんとあります
正直に言うと、しんどい日もあります。
人手は常にギリギリ、認知症の患者さんの対応に時間がかかる日もある。それでも、退院していく患者さんが「ありがとうね」と笑ってくれた瞬間、全部チャラになります。
チームみんなで重症の患者さんを乗り越えたあとの、ナースステーションでの「お疲れさま」の一言。あの空気感は、施設でも在宅でも味わえない、病院ならではのものだと思っています。
課題もある。だから工夫しています
きれいごとだけじゃなくて、現場には課題もあります。
- 人員不足:患者さんは増えるのにスタッフは足りない。だからこそチームで助け合う文化が大事
- 情報共有の難しさ:24時間体制で交代制なので、申し送りや記録ツールの使い方がカギ
- 認知症の方への対応:院内の研修や認知症認定看護師さんから学べる機会を活用しています
「困ったら誰かに頼る」ができるかどうかが、長く続けられるかの分かれ目だなと感じています。
おわりに:選択肢のひとつとして
高齢化が進むこれからの時代、介護福祉士の活躍する場所はもっと広がっていくはずです。
「介護=施設」と決めつけずに、病院という選択肢も知ってもらえたら嬉しいです。私自身、ここで働けてよかったと思っていますし、50歳から配当投資を始めて家計を整えていけているのも、この仕事があるおかげです。
これから介護の道を歩もうとしている方、転職を考えている方の、ちょっとした参考になればうれしいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
くらとも

コメント