研修の意義:なぜ面倒に感じるのか?
みなさんの職場でも、研修ってよく開催されていませんか?
たとえば、私が勤めている病院では…
- 新入職者向けの研修
- 介護技術に関する研修(他職種から学ぶことも)
- 医療安全や感染予防についての研修(看護部主催)
- 患者さんのトラブルを想定したシミュレーション研修
- 看護補助者向けの研修(厚生労働省の指導によるもの)
- e-ラーニングを使った自己学習
正直、毎年似たような内容が多く、新しい情報が少ないと感じることもありますよね。
でも、それは「それだけ大事だから」繰り返し行われているんです。
消防士さんの仕事を想像してみてください。
いつも火を消しているわけではなく、いざというときに冷静に動けるように、普段から訓練を重ねていますよね?
それと同じで、病院で働く私たちも、患者さんの命に関わる仕事をしています。
だからこそ、いざというときに迷わず動けるように、日々の学びが必要なんです。
とはいえ、
💬「また研修?仕事が止まるし、忙しいのに…」
💬「研修なんて受けても、給料が変わるわけじゃないし」
こんな声も、現場ではよく聞きます。
確かに、研修を受けたからといって、すぐに目に見える変化があるわけではありません。
でも、学びをどう捉えるかで、同じ仕事の景色が変わってくるんです。
「楽をしているつもり」が、実は損になる
職場の研修って、誰が担当するか決まっていますか?
私の職場では、こんな流れで担当が決まることが多いです。
✅ 上司から頼まれて担当する
✅ 持ち回りで順番に担当する
✅ 職場の課題を解決しようと動いていたら、いつの間にか講師をする立場に…
✅ 積極的に手を挙げて担当する
でも、頼まれても「絶対にやりたくない!」と断る人もいます。
💬「誰かがやると思ってた」
💬「私の仕事は介護なので(それ以外はしたくない)」
💬「できるだけ楽したい」
こういう考えでいると、その場では負担が減って楽かもしれません。
でも、実は信頼を少しずつ失っているかもしれません。
人から頼まれごとをされたとき、「この人にお願いしたい」と思われるのは、信頼されている証拠。
逆に、頼まれなくなるのは、「この人に頼んでもやってくれない」と思われているからかも。
信頼がある人が人に頼み事をした時、ない人が頼み事をした時、明らかに対応が違うと感じたことはありませんか?
それを冷たい態度をとる人のせいにしていたり・・・。
実は信頼がないその人自身が理由だったりします。
もちろん、無理に何でも引き受ける必要はありません。
でも、「できません」と突き放すのではなく、
💡 「まだ自信がないので、サブで参加して学ばせてください!」
といったように、前向きな姿勢を見せることで、学ぶチャンスにつながることもあります。
体験談:私自身の学びと成長
私は介護の資格は持っていましたが、現場経験はほとんどない状態で転職しました。
それに加えて、医療の知識もゼロ。
入職したばかりの頃は、まるで外国に来たかのように、周りの言葉が理解できず、指導されている内容の意味さえうまく飲み込めませんでした。
当然、忙しい現場の中で、いつまでも優しく対応してもらえるわけではなく、仕事を覚えるまでは厳しい状況でした。
ですが、数年が経つと、そんな私も環境に慣れ、仕事の流れや専門用語を理解し、気配りまでできるようになって仕事の流れもつかめるようになり、周囲とのコミュニケーションもスムーズになりました。
もちろん、私自身の中身は変わっていません。ただ、仕事に向き合う姿勢が変わったことで、少しずつ周りに認められるようになったのだと思います。
それを実感したのは、仕事に関する質問がしやすくなったときでした。
最初の頃は、何を聞いても「そんなの見て覚えて」と言われることも多く、萎縮していました。
でも、自分なりに努力し、できることを増やしていくと、周りの対応も少しずつ変わっていきました。
💡 「あれ、最近質問しやすくなった?」
💡 「気づいたら、私のところに相談に来る人が増えている?」
そう思った頃には、気持ちよく仕事ができる環境になっていました。
頼まれごとも増えましたが、それに応えるうちに、こちらのお願いも気持ちよく引き受けてもらえるようになったんです。
実際、職場がすごく働きやすくなったと感じるようになりました。
研修講師を頼まれたときに学んだこと
そんな中で、ある日、研修の講師を頼まれる機会がありました。
正直、「無理!私にはできない!」と思いましたが、断るという選択肢はないと自分の中で決めていました。
「どうやってやればいいんだろう?」と悩みつつも、とりあえずやってみることに。
結果的には…
✨ 「やってよかった!」
✨ 「すごく勉強になった!」
という気持ちになれましたし、それ以上に、同僚や看護部の上層部からの信頼が厚くなったように感じました。
最初は不安でも、「まずやってみる」ことで、自分の成長につながることを実感しました。
「できる人」になったら見え方が変わる
もちろん、新人の頃の私は「できない人」でした。
だからこそ、成長していく過程で、「えらくなったもんだな」と否定的に見る人がいたのも事実です。
でも、それもまた職場の一面。
私は、「どう思われるか」よりも、「自分が成長できるかどうか」のほうが大切だと考えています。
結局、自分の成長に目を向けることが、仕事を楽しむコツなのかもしれません。
この体験から学んだこと
私の経験を振り返ると、次のようなことが言えます。
✅ 学びの姿勢が変わると、職場での居心地が良くなる
✅ 頼まれごとに応えることで、信頼が積み重なる
✅ 新しい挑戦は、不安でもやってみる価値がある
「今の職場、働きにくいな…」
「周りとうまくやっていける自信がない…」
そんなふうに思っている人こそ、「まずはやってみる」姿勢を大事にしてほしいと思います。
私自身、それで大きく変わることができましたから。
もし、何かチャンスが来たら、一歩踏み出してみませんか?
きっと、その先には、新しい景色が待っています✨
知識はスパイス:小さな学びが大きな変化を生む
料理にスパイスをちょっと加えるだけで、味がぐっと引き締まりますよね?
学びも同じで、ほんの少しの知識や工夫が、大きな違いを生みます。
たとえば…
✔ 言葉の選び方 → コミュニケーションがスムーズになる!
✔ ちょっとした気配り → 信頼関係が生まれる!
✔ 仕事の進め方を工夫する → 残業が減る!
仕事は、ただ時間をやり過ごすものではなく、「どうやったら人の役に立てるか?」を考えることで、もっと楽しくなります。
介護職では、「患者さんに貢献すること」が大切だと思われがちですが、実は 一緒に働く仲間に貢献すること も、とても重要です。
ここを意識できると、どんな職場でも自然と馴染みやすくなるはずです。
どの職場でも評価されるスキルとは?
どんな職場でも役立つ ポータブルスキル を意識したことはありますか?
💡 ポータブルスキルとは?
✔ どこでも通用するスキル(業界・職種を超えて使える力)
✔ 環境が変わってもすぐに適応できる力
たとえば…
✔ 問題解決力 → どんな仕事でも重宝される!
✔ コミュニケーション力 → チームでの仕事に不可欠!
✔ 学ぶ力 → 新しい環境でもすぐに適応できる!
「難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。
日々の仕事をコツコツこなしていれば、自然と身についていく力です。
学ぶかどうかは自由。でも…
学ぶかどうかは、結局 自分次第 です。
でも、どうせ同じ時間を過ごすなら、 自分の価値を高めたほうが得 じゃないですか?
たとえば…
✔ ちょっとした工夫で、仕事がもっと楽しくなる!
✔ 成長すると、人に貢献できる喜びを感じる!
学ぶ姿勢があるだけで、同じ仕事の景色が変わります。
最初は「なんでこんなことしなきゃいけないんだろう?」と思っていたことも、続けているうちに 「やってよかった!」 と思える瞬間がくるかもしれません。
新人の頃、なかなか仕事ができなくて落ち込んでいたけど、コツコツ頑張るうちに 「あの人、頑張ってるよね!」 と認めてもらえた経験はありませんか?
一歩ずつでも積み重ねることが大切です。
まとめ:学びをスパイスに、自分の可能性を広げよう!
💡 「学ぶこと」は、自分を磨くこと。
💡 研修や自己啓発は、「面倒なもの」ではなく、スパイスのように人生を豊かにするもの!
✔ 少しずつ積み重ねることで、未来の選択肢が広がる!
✔ 学ぶ姿勢を変えるだけで、仕事がもっと楽しくなる!
✔ たった一つの気づきが、あなたの武器になる!
ちょっとした学びを積み重ねて、自分の可能性を広げてみませんか?😊
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