看護助手の給与・昇給のリアル。市立病院の看護補助者8年目が正直に話します

🌷 病棟で働く看護助手(看護補助者)、介護福祉士のくらともがお届けする記事です☕

看護助手の仕事に興味はあるけれど、「実際のお給料ってどのくらい?」「昇給はあるの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。

ネットで調べてみても、「介護職は安い」という一般的な情報ばかりで、病院勤務・公務員としての看護補助者のリアルな数字ってなかなか出てきません。

この記事では、市立病院で看護助手として8年目を迎えた私が、初任給からの変遷、昇給の仕組み、ボーナス、正規と非正規の差まで、正直にお話しします。

お給料の話って正直書きにくいんですが、過去の自分が一番知りたかった情報だからこそ、リアルに書いてみようと思います🍵


目次

初任給は基本給22万5,000円。43歳、未経験からのスタート

私が市立病院の看護補助者(介護福祉士)として入職したのは43歳のときです。

介護福祉士の資格はあったものの、介護の職歴はほぼゼロ。試験前の職場見学で給料について聞いてみたところ、「年齢と他業種での経験も加味して基本給23万円くらい」と言われていました。

ところが、実際に初任給をいただいたときは基本給22万5,000円

同期入職の40歳・介護経験8年の男性は23万円台でしたので、年齢だけでなく経験年数でも加算されていたようです。介護の実務経験がある方は、その分しっかり反映される仕組みのようですね。

ちなみに「手取り」でいうと、社会保険料や税金が引かれて約20万円でした。ここからのスタートです。


給与明細を見る看護助手のイラスト

8年間の給与の変遷

市の公務員なので、給与は「号俸(ごうほう)」という仕組みで管理されています。簡単にいうと、給与テーブルの中で自分の位置が毎年少しずつ上がっていく仕組みです。

私の場合の変遷をざっくりまとめるとこんな感じです。

時期基本給(月額)手取り目安備考
1年目(43歳)約22万5,000円約20万円未経験で入職
3年目約23万5,000円約21万円1級→2級へ昇級
5年目約24万5,000円約22万円仕事にも慣れた頃
8年目(現在・50代)約26万円約25万円夜勤手当等込み

毎年4号俸ずつの昇給で、金額にすると年間5,000〜7,000円ほどのアップです。

「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、民間の介護施設で毎年これだけ確実に上がるのは実はなかなか難しいんです。公務員ならではの「確実に積み上がる安心感」は、8年間じわじわと効いてきました。

3年目くらいのときには、給与テーブルの「1級」から「2級」への昇級もありました。技能労務職なので役職がつくわけではないのですが、給与の基本テーブル自体が上がるので、昇給幅がさらに大きくなりました。今も2級の給与テーブルのままです。


査定はどうなってる?評価の仕組み

正直なところ、評価基準の細かい部分は私にもよくわかりません(笑)。他のみんなの昇給がどうなっているのか、話したこともありません。

ただ、仕組みとしてはこんな感じです。

  • 年度始めに年間の個人目標を書いて提出する
  • 師長との中間面談(年度途中)がある
  • 年度末に最終面談がある
  • 勤怠なども評価されていると思うが、基準は正直わからない

私が心がけているのは、少し頑張ればクリアできる目標を立てて、自己評価で60〜70点くらいで着地できるように設定すること。毎年ある定型書類なので、ここに時間をかけすぎないのがコツかもしれません。(目標設定の話はまた別の機会に詳しく書きたいと思います)

どんな仕事でもそうですが、「信頼」を大事にして行動していれば、自然と評価はついてくると思っています。派手なことをする必要はなくて、当たり前のことを当たり前にやる。それが一番の評価対策かもしれません。


ボーナスは年間約4.7ヶ月分

賞与(ボーナス)は、6月と12月の年2回。年間の支給月数でいうとおよそ4.7ヶ月分です。

民間の介護施設ではボーナスが出ないところ、出ても1〜2ヶ月分というところも多いと聞くので、ここは公務員の大きなメリットだと感じています。

ちなみに私はボーナスの大部分を次男の大学資金の貯蓄にまわしています。大学3年生なのであと2年で卒業。その後は資産形成のブーストに使えると思うと、今からちょっと楽しみです🌷


手当の内訳。夜勤手当は1回約1万円

病棟勤務ならではの各種手当もあります。主なものをまとめました。

手当の種類金額の目安補足
夜勤手当1回あたり約1万円月の夜勤回数で変動
通勤手当実費支給距離に応じて
時間外手当実績に応じて残業は少なめ
期末・勤勉手当(ボーナス)年間約4.7ヶ月分6月・12月の年2回

特に夜勤手当1回約1万円は、他の施設から転職してきた同僚に聞いても「前の職場より手当がいい」という声が多いです。一般的な介護施設と比較すると、病院勤務・公務員の看護助手は待遇面で少し恵まれているようです。

なお、介護福祉士の資格手当は残念ながらありません。うちの病院では、看護補助者の応募条件に「介護福祉士を取得していること」となっているので、持っていて当たり前の前提なんですよね。ここは「もうちょっとほしいな…」と正直思うところです(笑)。


正規と非正規、待遇の差をまとめてみた

私は入職前に市の臨時職員として働いていた経験があるので、正規との差は身をもって感じていました。病棟でも、同じ仕事をしていても正規と非常勤では待遇に大きな差があります。

項目正規職員非常勤・臨時職員
基本給号俸テーブルで毎年昇給時給制または固定給(昇給なし or 少)
ボーナス年間約4.7ヶ月分なし or 少額
退職金ありなし or 少額
共済年金あり(将来の年金に反映)厚生年金 or 国民年金
委員会・係の持ち回りあり(責任は増える)基本なし
勤務時間の融通フルタイム勤務が基本比較的融通がきく

同じ時間働くなら、収入面での差はかなり大きいです。正規職員は委員会の持ち回りや責任が増えますが、長い目で見れば昇給・ボーナス・退職金の積み上がりは圧倒的です。

とはいえ、臨時職員ならではの時間の融通がきく働き方は、育児や介護など家庭の事情がある人にとっては魅力的な選択肢。自分の状況に合わせて、どちらを選ぶかが大事ですね。

ちなみに、無資格でパートから入り、経験を積んで介護福祉士を取得し、改めて正規の看護補助者として応募するというルートもあります。


入職ルートはさまざま。あなたに合う道がある

病棟で一緒に働いている看護助手の入職ルートは、実はバラバラです。

入職ルート特徴割合の感覚
施設からの転職介護福祉士を持っていて、介護施設から病院へ一番多い
パート→正規無資格パートで経験を積み、資格取得→正規応募時々いる
異業種から(私)たまたま資格があり、介護経験ほぼゼロで入職レアケース

無資格から現場経験を重ね、介護福祉士を取得し、公務員の看護補助者を目指す——こういうキャリアパスもあるんです。介護をこれからやってみようという方にも、こういうルートがあると知ってほしいですね。

ただ、入職ルートがバラバラだからこそ、介護技術や倫理観のすり合わせが最初は難しい場面もあります。経験豊富な人と未経験の人が同じ病棟で働くので、チームとして足並みを揃えるのに時間がかかることも。これは指導する側にとっても悩みのタネだったりします。


「安い」と言われるけど、8年やってみて思うこと

看護助手・介護職は「給料が安い」とよく言われます。確かに、一般企業と比べると基本給は高くありません。

でも、8年間を振り返って一番感じるのは、「安定」の価値がじわじわ効いてくるということ。

公務員看護助手の「安定」ポイント
✅ 毎年確実に上がる昇給(4号俸・年間5,000〜7,000円)
✅ 年間約4.7ヶ月分のボーナス
✅ 退職金と共済年金(老後の備え)
✅ 雇用の安定(リストラがほぼない)
✅ 有給休暇・育休・介護休暇など制度が充実

手取り約20万円からスタートした私が、8年目で約25万円になり、コツコツ投資も並行して続けられている。派手さはないけれど、地道に積み上がる安心感は、何にも代えがたいと感じています。

就職氷河期世代で、正規雇用を得るまでに遠回りした私だからこそ、この「安定」のありがたさは身に沁みてわかります。


まとめ:看護助手の給与は「安定の積み上げ」

最後にこの記事のポイントをまとめます。

項目内容
初任給(基本給)約22万〜23万円(年齢・経験で変動)
手取り約20万円からスタート
昇給毎年4号俸(年間約5,000〜7,000円アップ)
ボーナス年間約4.7ヶ月分(6月・12月)
夜勤手当1回約1万円
資格手当(介護福祉士)なし(応募条件に含まれるため)
8年目の手取り約25万円(夜勤手当等込み)

「看護助手の給料ってどのくらいなんだろう」と迷っている方の参考になれば嬉しいです。

お給料の話ってなかなかリアルには書きにくいのですが、過去の自分が知りたかった情報を正直に書いてみました。同じような立場で悩んでいる方、これから看護助手を目指す方のお役に立てたら幸いです☺️

「じゃあ看護助手って、どんな人が向いてるの?」と思った方は、こちらの記事もどうぞ🌷

この記事を書いた人

50代・病棟で働く看護助手(看護補助者/市公務員)、介護福祉士。現場で8年目。新人指導や人間関係のリアル、日々のくらし、ちょっとした節約、コツコツ投資まで。働きながらの等身大の毎日を、まっすぐ綴っています🌷

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