看護補助者としての仕事や役割

看護補助者

病院で働く介護福祉士は、「看護補助者」という立場になります。

ひとことで介護福祉士といっても老人福祉や障がい者福祉など活躍する場面はさまざまです。

ここでは病棟介護福祉士 看護補助者(看護助手)の仕事や役割を説明したいと思います。

こんな人におすすめ

 病棟の看護補助者(看護助手)はどういった人におすすめでしょうか?

病院は入院患者さんがいるので24時間対応です。

看護師はじめ、病棟で働く介護福祉士は2交代や3交代など交代制勤務で患者対応にあたっています。

未経験者が看護補助者・看護助手として働く場合、まずは日勤帯で仕事をスタートさせることが多いです。

交代制で働く制度上、残業も発生しにくく、子どもが小さいうちの職業の選択としては最適です。

介護福祉士の1日(業務の流れ、具体的な仕事内容)

7:00モーニングケア巡回し顔拭き・うがい等のケアや配膳のセッティング準備
8:00朝食配膳・食事見守り・食事介助・下膳
9:00清潔ケア陰部洗浄・身体清拭・着替え
10:00退院清掃退院される患者の着替えや荷物の整理
環境整備患者のベッド周り等の整頓・清掃
物品補充消耗品等の補充
12:00昼食配膳・食事見守り・食事介助・下膳
13:00患者移送検査等の送迎
14:00排泄介助パット交換やトイレ誘導
16:00翌日の準備入退院の予定や行動の把握、申し送り等
18:00夕食配膳・食事見守り・食事介助・下膳
19:00排泄介助パット交換やトイレ誘導
20:00就寝準備体位交換

この表は主に早番から遅番の仕事の一日の流れです。

深夜勤務は除いています。

この中で、例えば9時から16時まで等決まった時間の勤務ならお子さんが小さいお母さんも働きやすいのではないでしょうか?

介護福祉士の資格の取得方法とキャリアパス(無資格者向け)

上記のような働きやすい時間帯で病棟介護の経験を3年間積み、介護福祉士の受験資格を得る方法もあります。

病院では看護部が開催する研修も多く組まれているほか、初任者研修・実務者研修などを受講し、知識・技術の習得ができます。

時間の調整がきく働き方で、介護福祉士受験のための経験を積みつつ、子どもが大きくなったタイミングで正規職員として病棟介護福祉士として夜勤もしながら働く。

そんな子どもの成長に合わせた働き方ができ、キャリアを積むことができます。

病院で働く介護福祉士のメリットとデメリット

メリット

・時間がはっきりしている

・ルーチンワーク

・介護の知識・技術が身につく

・キャリアアップ目指せる

・正規職員として働くことで収入アップが見込める

デメリット

・施設との違い レクがない

・雑務が多い

・治療の場と介護者の気持ち

・収入が低い

・病院での立場

介護福祉士と看護師の役割の違い

病院では介護福祉士は看護補助者という立場になり、看護師の指示のもと仕事を行います。

看護補助者(看護助手)の判断で患者さんに「あーだこーだ」とアドバイス等することは絶対ありえませんし、何事も、報告・連絡・相談を行う必要があります。

看護師の仕事内容は多岐にわたっており、非常に多忙です。

看護師の仕事の中でも、医療を必要としない部分を看護補助者が担うことで、医療に集中できるというメリットがあります。

例えるなら、看護師の秘書的な役割を担っているというのが分かりやすいでしょうか。

こう書くと看護師が上だ、看護補助者が下だ。とか、見下されているとか、ネガティブな声も聞かれることがありますが、そうではありません。

役割が違うだけで、協力しあって仕事をする仲間だと思っています。

介護福祉士に必要なスキルとその磨き方

役割が違うだけで目指す方向は同じです。

病院で働く職員として、患者さんに向き合う医療チームの一員です。

介護の知識や技術はもちろん、職場の人間関係を円滑にするスキルも必要です。

日々の仕事の中で身についていくものもあれば、ものごとの考え方など、自分の内面と向き合うことも大事になってきます。

このブログではそういった技術の身に着け方やマインドセットなどを一緒に考えていき、永く安定した働き方の紹介をしていきたいと思います。

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